Animal Hospital Ⅱ

昨年の6月
突然
「ふらつき」の
症状が出た
愛犬の太郎
正確には
尻もちを付く
「腰砕け」が
2ヶ月の間に
3度起こり
原因を探るべく
病院通いが
続いていました

かかり付け医から始まり
内科
神経科
整形外科
などを受診し
疑わしいとされた病名は
*椎間板ヘルニア
*馬尾症候群
*てんかん
*門脈体循環シャント
*門脈低形成
上記の疾患は
詳しい検査を受け
除外診断を行い
否定されるも
新たに
低血糖の症状が出る
インスリノーマ
の疑いが
高まりました

「インスリノーマ」
この
聞き慣れない病気は
とても
情報が少なく
どの治療法を選択しても
完治は見込めず
そして
あまりにも
短すぎる
「予後」
まだ
疑いの段階でも
重篤すぎる病名に
一瞬
太郎の未来が
見えなくなるような
思いが巡りました

インスリノーマの確定診断は
開腹して
バイオプシーを行うしか
道はありませんが
この頃
低血糖は
続いていたものの
太郎の体調は
落ち着いていた為
大学病院での
検査は見送り
新たに
インスリノーマに詳しい
獣医さんの元を
訪れました

今までの
検査データと
診察の結果
こちらの先生も
インスリノーマの可能性は
「低い」との見解
ただ
低血糖の症状は
改善されていないので
もしも病気が
隠れているとするのならば
「膵島過形成」
の可能性の方が高く
この場合
腫瘍は
「良性」
と伺い
病院を出た瞬間
溢れる涙を
止める事が
出来ませんでした


現在も
定期的に病院で
血糖値を測り
経過観察中ですが
頻回の食事や
ストレスを溜めない
生活を心掛け
太郎の体調も
回復に向かい
おかげさまで
特定の病名が
付くような状態は
脱しております


原因不明の
ふらつきで
何件かの病院を
受診しましたが
はじめて
訪問した病院では
獣医さんが勧める
完全栄養食のドッグフード
以外の食事内容では
栄養の偏りがあり
「ビタミン不足」
とびっくり診断を
告げられたり
神経科の先生からは
てんかん薬の服用を
勧められましたが
夫と相談の上
再び
ふらつきの症状が
出るまで
見送る選択を
していました
きっと
私が
もっともっと
素直な飼い主なら
獣医さんが推奨する
ドッグフードに
切り替えていたかもしれないし
てんかんのお薬を
すぐに
飲みはじめていたかも
しれません

獣医さんによって
立場や経験が
異なれば
「良い」
とされるものが
真逆である事も
多々あります
それでも
何を選ぶのか?は
飼い主の責任なので
愛犬にとって
いちばんベストな
方法を見極め
選択できるよう
努めていければと
思います

太郎の件では
たくさんの方々に
支えられ
励まして頂き
乗り越える事が
出来ました
皆さまの
あたたかな想いに
心から
感謝感謝の気持ちで
いっぱいです
本当に
ありがとうございました
