親心

夫の闘病が
落ち着いた頃
父が亡くなり
一人暮らしをしていた
母の身体に
異変が起きました
近所に
買い物へ出掛け
途中で
動けなくなる
お風呂へ入浴し
浴槽から
出られなくなる
転んで
頭を打ち
出血
検査の結果
国の指定難病を
患っている事が
わかりました
50代で
癌の手術をした年に
富士山
初登頂を
果たしたり
父が
施設へ入所中
毎日
洗濯物を届けに
自転車で
通っていたのは
70代後半
ウォーキングが
大すきで
2〜3時間
かかる距離も
徒歩で移動するほど
活動的だった
母が
歩く事も
ままならず
好きな料理も
作れなくなり
自宅で過ごす事が
困難な状態と
なりました

出先で
動けなくなった時
通りかかった
見知らぬ方に
事情を説明し
車で
送って頂く
お風呂から
出られなくなった時は
2時間かけ
自力で這い出し
近所の方へ
連絡
明け方
4時に
頭を打った時は
タオルで止血し
朝になるのを待ち
近所のお友だちに
連絡をし
病院へ
上記の事は
すべて
家族には
事後報告
子どもには
心配を
かけたくないと思う
親心に
胸がいっぱいと
なりました
